HSP(Highly  Sensitive Person)に適しているヒプノセラピー

HSP(Highly Sensitive Person)、という名称が少しずつ知られるようになってきました。
直訳すると高度に繊細な人。つまり「とても繊細で豊かな感受性を持つ人」という意味です。
障がいなどではなく、気質として感受性がとても繊細で、素直で純粋で優しい性格なのです。

これらは素晴らしい資質なのですが、HSPの方は生活にとても「生きづらさ」を感じている方が多いです。
なぜかというと、周囲の人の無意識の言動に、とても敏感に反応してしまうので、傷つきやすいためです。

決して人が嫌いなわけではなく、むしろ周囲の人をとても大事に思っています。心と心のつながりを何より大切にするので、一度親しくなった方をとても大事にします。そして、できれば皆の役に立ちたいと考える、心の優しい方なのです。

それなのに、周囲の人からの何気ない言葉や行為に傷つきやすく、自信を失いがちです。また、悪意のある人からの攻撃を真に受けて、とても深くダメージを負うことも。腹が立つよりも、「何故そんなことをするのか」の理解に苦しみ、悲しくて涙することが多いでしょう。

実はセラピスト(私)も、HSPです。その単語を知ったのはこの仕事を始めてからですが、ひとつの答えがもらえたの気持ちでした。
「なぜ自分はこんなにも生きることがつらいのだろう」と物心ついた時から悩み、苦しみ、答えを探しつづけてきたからです。

HSPは、欠点ではありません。素晴らしい美点です。
それについては次項にもありますが、この気質はこれからの地球でとても大切なものになると思います。
以下にチェック項目を挙げました。あくまで目安ですが、ご覧になってみてください。

HSPの方は、素晴らしい感受性をお持ちです。
スピリチュアル的な用語になりますが、「アースエンジェル」という言葉をご存知でしょうか？
アースエンジェルとは、地球人でありながら天使のように純粋で奉仕の心を持った人たちのことです。素直で献身的で、人々がより良くなることを願い、そのために自分の力を使っていくことを好みます。

私は、HSPの方々はみな、このアースエンジェルなのではないかと思うのです。この地球を、世界を、より真実や光や愛に満ちた方向へと変化させるために、生まれた存在だと思っています。
だからこそ、人の悪意が理解できなくて、心ない言葉に傷つきやすい。
でも、本当に優しく純粋なのです。

何度も述べたように、HSPの方は「繊細で豊かな感受性」の持ち主です。
ヒプノセラピーは心理療法ですので、感性が大事です。感受性の高い方ほど、効果が高い。つまり、HSPの方にはとても「効果的なセラピー」なのです。

また、私は「すべての人に足りないものなどない」「すべての人に問題は最初からない」と考えていて、ヒプノセラピーがそれを証明してくれました。
HSPの方はご自分を否定されることで、極端に傷つきますが、ヒプノセラピーではそれがありません。
なぜなら、否定する要素がどこにもないからです。

クライアント様の力を最大限発揮して、その素晴らしさを知ってもらうために、ヒプノセラピーはあります。
だから、「あなたには〇〇が出来ていません」「あなたは〇〇が足りません」ということは一切ないのです。むしろ「もっとあなたの素晴らしさを思い出してください」となります。

ご自分を否定されることなく、得意とする感受性を最大に発揮して、ご自分を癒し励まし輝けるセラピーなのです。